ホテルのような佇まいから「軽症者向けのクリニックのようなもの」と誤解されがちですが、厚生労働省の医療機関届出情報に示されている通り、内科、漢方内科、放射線科、リハビリテーション科、皮膚科、整形外科、婦人科、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、糖尿病内科といった幅広い診療科目を標榜しています。
特筆すべきは、漢方内科における先進的な臨床アプローチです。院内では漢方専門の木村医師による「ツムラ漢方アカデミー」等の学術的講習が継続的に開催されており、西洋医学の検査データに基づきつつ、東洋医学のアプローチを融合させた個別化治療を展開しています。「原因がはっきりしない慢性的な倦怠感や冷え、更年期の不調に対して、じっくりと話を聴いて処方してくれた」という外来通院者の証言は、同科の確かな実力を裏付けています。
入院機能に目を向けると、脳血管疾患や骨折手術後の機能回復を担う回復期リハビリテーション病棟と、がん末期等の患者の痛みを和らげる緩和ケア病棟、そして長期療養を支える療養病棟が有機的に機能しています。中央区内にあるグループの「桜十字大手門病院」が地域包括ケアや在宅医療との連携を強めているのに対し、渡辺通の桜十字福岡病院は、都市型急性期病院からの早期受け入れと密度の高い集中リハビリ、そして安らかな緩和医療の提供に比重を置いています。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によるマンツーマン体制の手厚さは、福岡市内でも確固たる評価を得ています。