大本山永平寺の門前に2019年に誕生した「親禅の宿 柏樹関」は、大本山永平寺と藤田観光が連携して運営を手がける、これまでにないコンセプトの宿です。宿の名称にある「親禅(しんぜん)」とは、「禅に親しむ」という言葉通り、厳しい修行の場である永平寺の精神世界を、誰もが心地よく体感できるように開かれた架け橋を意味しています。
館内に入ると、樹齢数百年の越前杉や吉野檜の清々しい香りが漂い、無駄を削ぎ落とした洗練されたモダンジャパニーズの空間が広がります。全18室の客室は、すべて40平方メートル以上のゆとりある設計。和モダンの落ち着いた設えの中に、最高品質のベッドマットレス、独立したバス・シャワールーム、高速Wi-Fi、こだわりの茶器セットや充実したアメニティが完備されています。
特筆すべきは、館内に設けられた多目的和室「開也の間(かいやのま)」の存在です。ここでは、永平寺で修行を積んだ経験を持つ、または専門知識を備えた「禅コンシェルジュ」による坐禅指導やミニレクチャーが毎日開催されています。単なる宿泊にとどまらず、滞在そのものが「心を整える旅」へと昇華される仕掛けが随所に施されています。