ネット上の質問コミュニティやSNSでは、「ネイティブの同僚に仕事を頼んだら『You got it!』と爽やかに返されて格好良かった」「カフェの店員に注文したらウインク混じりに言われた」といったポジティブな体験談が溢れています。その一方で、「外資系企業に転職した直後、クライアントからの重要な要求メールに『You got it』と返信してしまい、上司から『軽すぎる』と指導を受けた」という失敗談も散見されます。
国際ビジネスの現場における生の声を拾うと、口頭とテキスト(文面)での受け止められ方に大きなギャップが存在することが浮き彫りになります。米国IT企業の拠点で働く日本人プロジェクトマネージャーの手記には、次のような生々しい実態が記されています。
「日々のスタンドアップミーティングやSlackの社内チャットにおいて、同僚同士で『You got it 👍』とやり取りするのはスピード感と信頼感の証です。しかし、これが社外の役員や伝統的な欧州系クライアントへのメールとなると話は別。そこでは『Certainly, we will take care of it immediately』といった格式高い表現が求められます。言葉の使い分けを誤ると、ビジネスパーソンとしての信頼度を損なう境界線になり得ます」
このように、現場の温度感としては「非常にポジティブで好感度の高い表現である反面、格式を重んじる公の場ではカジュアルスラングに分類されかねない」という絶妙な立ち位置にあります。