遊楽舎の歴史の中で最も大きな挑戦の一つが、2026年に敢行された「遊楽舎 秋葉原店」のオープンでした。サブカルチャーの聖地・秋葉原への進出はヒカルの全面バックアップもあり、オープン当初は大行列ができるなど社会現象的な盛り上がりを見せました。
しかし、オープンから数年を経て秋葉原店は惜しまれつつ閉店を迎えることになります。ネット上では様々な憶測が飛び交いましたが、実際の閉店理由は「コロナ禍による人流変化と固定費のバランスを見据えた冷静な経営判断」でした。
未曾有のパンデミックによってインバウンド需要が消失し、秋葉原のテナント賃料や人件費などの固定費が重くのしかかる中、店長はズルズルと赤字を拡大させる道を選びませんでした。傷口が浅いうちに潔く撤退し、本拠地である姫路の店舗とWeb事業にリソースを集中させるという、経営者としての冷徹かつ的確な「損切り」を決断したのです。