フル歌詞を時系列で辿ると、そこには1匹の犬と飼い主が歩んだ「命の軌跡」が鮮やかに浮かび上がります。
物語の始まりは、まだ幼い子犬のレオと小さな飼い主との出会いです。「名前はレオ 名前呼んでよ」というフレーズからは、新しい家族の一員となり、自分の名前を呼んでもらえることへの無垢な喜びが伝わってきます。じゃれ合い、一緒に走り回った黄金のような日々が丁寧に描写されます。
しかし、物語は中盤から切なさを帯びていきます。人間の成長スピードは犬よりもゆっくりですが、社会に出ていく中で関わる世界は無限に広がっていきます。学校、友達、恋人、仕事――飼い主の世界が広がるにつれ、家でひとり留守番をするレオの時間は増えていきます。
構ってもらえない日が増え、散歩の時間が短くなっても、レオは飼い主を恨むことなど一切ありません。それどころか、「忙しそうにする君を見つめること」すらも愛おしく受け止めているのです。この「見返りを求めない絶対的な愛」こそが、歌詞の根底に流れる最大のテーマです。