発端は1994年の共演だった。当時、羽賀研二はディズニー映画『アラジン』で主人公アラジンの日本語吹き替えを担当するなど、甘いマスクと抜群のトーク力で飛ぶ鳥を落とす勢いにあった。一方の梅宮アンナは、トップモデルとして若い女性から圧倒的な支持を集めるカリスマ的存在。二人の交際発覚は、またたく間に芸能界のトップニュースとなった。
過熱する報道を煽るように、連日マイクを向けたのが株式会社フジテレビジョンをはじめとするキー局各社のワイドショーである。連日のように空港やスタジオ前で突撃取材が行われ、二人は交際宣言のみならず、ペアの装飾品や私生活の赤裸々なエピソードまで惜しげもなくカメラの前に晒した。視聴者はその奔放なロマンスを、まるで連続ドラマを追うかのような感覚で消費していったのである。