世界各国で記録された宇宙人遭遇事件のなかでも、時代を超えて語り継がれる事例がいくつか存在します。その筆頭が、1947年7月にアメリカ・ニューメキシコ州で発生したロズウェル事件です。
当初、米陸軍航空軍が「空飛ぶ円盤を回収した」と発表した直後、気象観測用気球であったと訂正されたことで、長年にわたる情報隠蔽疑惑の火種となりました。現在では、旧ソ連の核実験監視を目的とした極秘計画「モーグル計画」の気球残骸であったとする見方が定着していますが、軍の異例な対応が生んだ謎は、今なおポップカルチャーや陰謀論の中心に位置し続けています。
日本国内における代表的なケースが、1975年2月に山梨県で起きた甲府事件の真相をめぐる議論です。下校途中の小学生2名がオレンジ色に輝く物体を目撃し、その後に降り立った奇妙な搭乗員に肩を叩かれたと証言しました。二人の子供が描いたスケッチの一致度や、当時の現地調査で見つかった放射線反応の記録などから、国内屈指の具体的かつ不可解なエイリアン目撃証言として現在も研究対象となっています。
また、世界中で報告されるアブダクション真相に関しても、心理学分野では「睡眠麻痺(金縛り)に伴う幻覚」や「偽りの記憶の形成」といったアプローチから合理的な説明が試みられている一方、目撃者たちの精神的トラウマの生々しさは単なる作り話として片付けられない深みを持っています。