近年で最も大きな国際的議論を巻き起こしたのが、メキシコ議会の公聴会で公開された宇宙人ミイラ写真です。ジャーナリストのハイメ・マウサン氏らが提示した3本指で細長い頭部を持つ小型のミイラは、ペルーのナスカ近郊で発掘された「地球外生命体の遺体」として紹介され、CTスキャン画像とともに世界中で大々的に報じられました。
しかし、ペルー文化省および法医学の専門家チームによる厳密な科学分析により、ナスカの宇宙人遺体の真相は完全に暴かれることとなりました。科学鑑定の結果、これらのミイラは「古代の人間の人骨、動物の骨、現代の合成接着剤を組み合わせて人為的に作製された偽造物」であることが正式に発表されています。X線やDNA検査のデータを都合よく切り取った疑似科学的なプレゼンテーションであったことが判明し、考古学的遺物の損壊という観点からも国際的な批判を浴びました。