数値だけでは実感を伴いにくい超巨星のスケールですが、一番大きい星と太陽の比較を私たちの太陽系に当てはめると、その恐ろしいまでの巨大さが一瞬で理解できます。
仮にスティーブンソン2-18を太陽系の中心、現在の太陽がある位置にそのまま配置したと仮定します。まず、内惑星である水星、金星、そして私たちが暮らす地球は、星の表面に到達する遥か手前、灼熱の恒星内部深くへと瞬時に飲み込まれます。さらに火星軌道を軽々と呑み込み、小惑星帯を通過し、太陽系最大の惑星である木星の公転軌道(太陽から約7億8,000万キロメートル)すらも容易に包み込みます。
それだけにとどまりません。膨張した外層ガスは木星を遙かに超え、なんと土星の公転軌道(約14億3,000万キロメートル)の限界付近にまで達します。太陽系における主要惑星の大半が、ただ1つの星の「内側」に収まってしまう計算です。
この観測史上最大の星詳細まとめに目を通すと、光の速さですら太陽から土星まで約1時間20分かかる距離を、恒星の半径単体で支配している事実がわかります。まさに自然界が形成しうる物理的限界ギリギリのモンスターと言えます。