自動車と並ぶもう一つの成長エンジン、半導体製造装置産業もまた、激甚化するハイテク貿易の波にさらされている。特定の技術分野に対する輸出管理規制が強化される中、国内企業が導き出した解は、新興製造拠点の開拓と独自の先端材料における支配力維持だ。
東南アジア諸国やインド、さらには欧州各地で相次ぐメガファブ(大型半導体工場)の建設ラッシュを捉え、装置メーカー各社は現地サポート拠点の設置を急ピッチで展開。ナノ単位の微細化処理やウエハ搬送における超精密技術は他国の追随を許さず、製品価格に対する強固な決定権を保持している。法規制を順守しながらも、多様な拠点への装置導入をワンストップで支援するエコシステムを構築することが、地政学的リスクを跳ね返す確固たる防壁として機能している。