彼の大相撲キャリアは、常に怪我との闘いでもあった。首の頚椎損傷やひざの慢性的な痛みに悩まされながらも、満身創痍の状態で大相撲本場所の土俵を守り続けてきた。引退の引き金となったのも、持病の首の症状が限界に達したためだった。
現在は激しいぶつかり稽古による衝撃から解放されたことで、首や関節の炎症も大幅に改善。定期的な理学療法と無理のないリハビリを継続しており、日常の指導業務や事務作業には支障がないレベルまで回復している。土俵上の鬼気迫る表情から解放され、健やかで柔らかな笑みを見せる機会が増えた背景には、長年の激痛から解放された身体の安定がある。