約4,500平方メートルの広さを誇る全天候型ハーブ園の内部は、まさに緑の迷宮だ。株式会社大多喜ハーブガーデンが自社栽培で丹念に育てるハーブは200種類を超える。多くの来園者が通り過ぎてしまう隠れた見どころが、温室奥の西側に静かに佇む希少品種の育成ゾーンだ。葉の裏を少し撫でるだけで、レモン、ペパーミント、あるいは甘いバニラのような芳香が瞬時に広がる。五感で楽しむ仕掛けが随所に散りばめられている。
散策の後に待ち受けるのが、ガーデン内のレストランが手掛ける特製ハーブ料理である。現地で朝摘みされた新鮮なバジルを贅沢に使ったジェノベーゼや、ハーブの香りを効かせた特製カツカレーは圧巻の完成度。一口含んだ瞬間に広がる爽快な風味は、従来のハーブ料理の概念を鮮やかに覆してくれる。