かつてアニメソングといえば、作品の添え物として扱われる時代もあった。しかしTHE ALFEEが提示した『愛をとりもどせ!!』は、ロックシーンとアニソンの境界線を完全に消し去る決定打となった。劇伴としての機能美を満たしながら、単体のアリーナロックとしても圧倒的な完成度を誇る。
歌謡曲的なキャッチーさを保ちながら、プログレッシブロックやメタルに通じる構築美を注ぎ込む手法は、後進のバンド勢にも計り知れない影響を与えた。音楽業界において「アニソンカバー」のハードルを極限まで引き上げた金字塔として、専門家やクリエイターの間でも今なお絶賛の声が絶えない。