オープンキャンパスを訪れると、そこには従来の服飾専門学校とは一線を画す光景が広がっている。ズラリと並ぶのは、2次元の特殊なシルエットを現実の立体に落とし込むための特殊パターン制作ノウハウだ。人間離れした体型バランスを再現しつつ、長時間のイベント着用に耐えうる耐久性と稼働域を確保する——この高度な裁縫技術こそが講義の核となっている。
ウィッグスタイリングの授業も本格的だ。耐熱ファイバーの選定から、工業用ヒートガンを用いた毛束の固形化、重力に逆らう造形を保持するための特殊樹脂の活用まで、化学的なアプローチが惜しみなく盛り込まれている。
さらに現場の熱気を支えているのがメイク技術だ。骨格を骨組みから変貌させるようなシェーディング技術、特殊造形パーツの貼り付け、カメラのレンズ越しに最も美しく発色するライティング対策用メイクなど、映像業界のプロが直接指導にあたる。徹底した実技指導が生徒たちの技術水準を極限まで引き上げている。