かつては「駅前で食事をする場所が限られる」と言われた前橋駅界隈だが、現在は地元のソウルフードからこだわりのスペシャルティコーヒーまで、多彩な美食が集結している。出張や観光で立ち寄った際に外せない厳選スポットを紹介する。
ランチにおいて圧倒的支持を集めるのが、駅ナカ構内および北口近隣で味わえる群馬屈指の郷土グルメだ。群馬県民のソウルフード「登利平(とりへい)」の鳥めしは、駅ナカの売店で出来立て弁当を購入できるほか、周辺の定食店では「豚肉の聖地・前橋」が誇る上州麦豚を使った極厚とんかつやソースカツ丼が堪能できる。上州名物の「焼きまんじゅう」を香ばしい味噌の焦げた匂いとともに提供する甘味処も北口徒歩圏に点在しており、昼時の満足度は極めて高い。
また、打ち合わせやノマドワークに重宝する「前橋駅周辺カフェ」の充実ぶりも見逃せない。駅構内直結の定番カフェチェーンだけでなく、北口を出て徒歩数分の路地には、昭和レトロな街並みをリノベーションした自家焙煎珈琲店や、上質なペストリーを揃えたブティックカフェが複数営業している。高い天井と木目を活かした静謐な空間で、上州の山並みを眺めながら過ごすカフェタイムは、都心では味わえない贅沢なひとときと言える。
帰路の前に押さえておきたい「前橋駅お土産人気ランキング」の筆頭は、全国的な知名度を誇る「ガトーフェスタ ハラダ」のラスクだ。駅構内の物産店では限定パッケージや季節限定フレーバーが並び、手土産需要を独占している。これに続くのが、昭和初期から愛され続ける銘菓「旅がらす」や、前橋銘菓・清月堂の「旅さち」、地元牧場の新鮮な生乳を使用した濃厚なチーズスイーツだ。群馬県産のこんにゃく加工品や特製七味唐辛子など、酒の肴になる特産品も駅ナカに凝縮されている。