80年代の歌謡曲全盛期において、彼の存在は完全に異質だった。190センチ近い高身長に、逆立てたヘアスタイル、そして切れ味の鋭い視線。ステージ上でステップを踏みながらギターをかき鳴らす姿は、それまでの「地味に後ろで弾くギタリスト」の概念を完全に破壊した。
単に目立つだけではない。彼のファッションセンスは、パンクやニューウェーブの文脈を取り入れたアヴァンギャルドなものだった。モノトーンを基調としながらも、どこか退廃的でスタイリッシュな佇まいは、当時の若者たちにとって「真似したくても真似できない」憧れの極みだったのである。