没後30年以上が経過した現在、国内外のシティポップ復権運動や80年代カルチャーの再掘削に伴い、彼が残した作品群への再評価が世界規模で急速に高まっている。当時、俳優・歌手・モデルとしてマルチに活動していた彼の姿は、現代でいう「セルフプロデュース型アーティスト」の先駆けそのものであった。
中川翔子の父としても有名な彼だが、当時のリアルタイム世代だけでなく、デジタル配信を通じて彼を新しく発見したZ世代のリスナーたちの間でも大きな波紋を広げている。時代がようやく彼の感性に追いついたと言っても過言ではない。80年代当時の音楽シーンにおいて、独自の立ち位置を築こうと葛藤しながら紡ぎ出した楽曲の数々は、秘蔵エピソードとともに今なお鮮烈な輝きを放ち続けている。