太陽の直射日光に当てるのが一番早い——。長年信じられてきたこの常識が、近年の日本においては必ずしも当てはまらなくなってきた。
気温が35度を超え、屋外の湿度が80%に達するような猛暑日には、外気自体が大量の水分を含んでいるため、衣類から水分が逃げ出していかない。一方、エアコンの除湿機能や防湿機器が作動している室内環境は、湿度が40〜50%程度に保たれていることが多い。日差しがなくとも、風の流れと低湿度さえ確保できれば、外干しよりも部屋干しの方が圧倒的に早く乾くという逆転現象が日常化しているのだ。