グループサウンズの最高峰『ザ・タイガース』のフロントマンとして熱狂の渦を生み出し、ソロ転向後は『勝手にしやがれ』や『TOKIO』など昭和歌謡史に輝く名曲を次々と放った沢田研二。時代のアイコンとして駆け抜けた男は、年齢を重ねることを決して拒まなかった。
白髪を染めず、ありのままの肉体でステージに立ち、圧倒的な声量で歌い続ける姿勢は、商業主義に迎合しない本物のロッカーとしての矜持だ。世間が求める過去の偶像に固執することなく、老いを誇り高く受け入れるジュリーの生き方を、最も近くで理解し、支え続けているのが妻の存在であることは疑いようがない。