京都に本社を置くポノス株式会社の代表取締役である頼重義明氏が牽引してきた本作は、タワーディフェンスおよびストラテジーゲームの枠組みにおいて極めて特異な進化を遂げてきた。課金によるガチャキャラクターの入手だけに依存させず、泥臭いステージ周回によって手に入る永続バフ「お宝」を中核に据えたゲームデザインは、ゲームバランスの破綻を防ぎつつ、プレイヤーの達成感を巧みに刺激する。
単調になりがちな周回プレイに「確率ドロップ」と「累積する永続強化」という報酬体系を組み込むことで、ポノスはモバイルゲームにおけるリテンション(継続率)の新たな基準を打ち立てた。運任せの強化ではなく、時間を投資すれば確実に戦力が跳ね上がるこの確固たる成長曲線こそが、本作が世界的なヒット作へと上り詰めた根底にある設計思想なのだ。