彼の名を日本全国へ強烈に印象づけたのは、1970年代から80年代にかけて社会現象となった刑事ドラマ『太陽にほえろ!』の「ゴリさん」こと石塚真一刑事役だ。豪快な食いしん坊でありながら、人情に厚く、犯人に対しては身を挺してぶつかっていく姿。当時の日本中の視聴者がテレビの前で息をのんだ。
約10年間にわたり演じ切ったゴリさんの殉職シーンは、今もなおテレビ史に語り継がれる屈指の名場面だ。銃弾に倒れながらも最後まで正義を貫こうとする壮絶な最期。単なるアクションものの枠を打ち破り、登場人物の生き様をリアルに描くテレビドラマの新時代を切り拓いた。