真鶴港を出航すると、船は静かな港内を抜けて徐々にスピードを上げ、相模湾の開けた海原へと漕ぎ出します。出航直後から船の周囲にカモメやウミネコが集まり始め、船内で販売されている「餌(かっぱえびせん等)」を目当てに並走して飛び交う姿は迫力満点です。
指先にお菓子を持って掲げると、器用に空中からくちばしでくわえて飛び去る瞬間を間近で体感できます。手元にしっかり固定して差し出すのが上手に餌やりを行うコツです。シャッターチャンスが連続するため、スマートフォンの落下防止ストラップなどを装着しておくと撮影に集中できます。
船が半島の先端に近づくと、海上にそびえ立つ三ツ石の巨岩が姿を現します。岩と岩の間に渡された大注連縄(しめなわ)や、荒波が岩肌を洗う白波のコントラストは、陸地の展望デッキから見るのとは別次元の迫力です。約30分間のクルーズは、シャッターを切る手が止まらない濃密な時間となります。