着物といえば、凛とした直線美や、無駄のない着姿が美しいとされてきた。しかし、今の若者たちが求めているのは「自分らしさ」の表現だ。きっちりとシワなく伸ばされた帯揚げの美学も素晴らしいが、どこか堅苦しい。そこに風穴を開けたのがフリルアレンジだ。
胸元にひらひらと舞うフリルは、顔周りを一気に明るく見せる効果がある。洋服感覚でカジュアルに着物を楽しみたい層にとって、この「あえて崩す」テクニックは、自己表現の格好のキャンバスとなったのだ。SNSでは連日、「#帯揚げアレンジ」のハッシュタグとともに、個性豊かな着こなしが投稿されている。