テレビは死んだ、と誰かが言った。だが、本当にそうだろうか。スマートフォンの画面に視線を落とす人々が増える一方で、災害時や重大ニュースが発生した瞬間、人々が頼るのはやはり地上波の生放送だ。特に午前11時台から始まる昼のニュースショーは、主婦層だけでなく、リモートワーカーやシニア層の貴重な情報源であり続けている。
しかし、かつてのような「とりあえずテレビをつけておく」という受動的な視聴スタイルは崩壊しつつある。タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する若い世代は、必要な情報だけをネットの切り抜き動画で消費する。この過酷な市場環境において、生放送のワイドショーが生き残るための条件は、かつてないほど厳しくなっている。