吉本新喜劇が大きな変革期を迎えた1990年代初頭。「新喜劇やめよッかな?キャンペーン」という劇的な改革の中で、若手として頭角を現したのが彼だった。衰退の危機に瀕していた伝統の舞台に、新しい風を吹き込んだ当時のエネルギーは、今や伝説として語り継がれている。
1999年、彼は正式に座長へと就任。そこから2019年に勇退するまでの20年間、劇団の顔として全責任を背負い続けた。個性の強すぎる座員たちを縦横無尽に泳がせつつ、最後は綺麗にオチへ着地させる彼の手腕は、「新喜劇中興の祖」と称されるにふさわしいものだった。