2026年現在、NPBにおける育成選手の数は過去最多を更新し続けている。かつては数人程度だった抱え込みも、今や3軍、4軍制を敷く球団の増加に伴い、1球団で数十人規模の育成選手を抱えるケースも珍しくなくなった。
この背景には、現役ドラフトの定着や、メジャーリーグ(MLB)への人材流出に伴う「国内リソースの確保」がある。球団側にとっては、リスクを抑えながら将来のスター候補を「青田買い」できる便利なシステムだ。しかし、選手側から見れば、分母が広がった分だけ支配下登録への競争率が跳ね上がることを意味している。