軽井沢大賀ホールの最大の特徴は、世界的にも極めて珍しい「正五角形(ペンタゴン)」のホール構造にあります。一般的なシューボックス型(直方体)やアリーナ型のホールでは、平行する壁面間で特定の周波数が反射を繰り返す「フラッターエコー(鳴き竜現象)」が発生しやすく、音の濁りの原因となります。しかし、五角形構造を採用することで平行面を完全に排除し、ステージから放たれた音が美しく拡散・減衰する理想的な音響設計を実現しました。
総客席数は784席(1階席480席、2階席304席/立ち見席等を含む構成)。2,000席規模の大規模ホールとは一線を画すこの親密なキャパシティにより、最後列であってもステージ上の演奏者の息づかいや弦の摩擦音までもがダイレクトに耳に届きます。電気音響拡声装置(スピーカー)を一切介さない、完全な生音(アコースティック)の贅沢さを味わえるのが最大の醍醐味です。