結婚後も彼女の女優としての精力的な活動は衰えるどころか、むしろ活動の幅を広げている。連ドラや映画、舞台での重厚な役柄を次々とこなしながらも、私生活におけるプライベートの境界線を極めて鮮明に保ち続けている点は実に見事だ。SNSが全盛の現代において、プライベートを過剰に切り売りすることなく、作品本位で勝負するスタンスを貫いている。
この徹底した「オンとオフの切り替え」こそが、視聴者に余計な先入観を与えず、どのような役柄にもすんなりと没入させる魔法となっている。家庭という安全基地があるからこそ、過酷な撮影現場でも役柄の感情を限界まで突き詰めることができる。プロフェッショナルとしての矜持と家庭人としての誠実さが、実に見事なシナジーを生み出していると言えるだろう。