「致します」か「いたします」か? メール1通で信頼が揺らぐ2026年のビジネス日本語、文化庁指針とAi時代の新常識

「致します」か「いたします」か? メール1通で信頼が揺らぐ2026年のビジネス日本語、文化庁指針とAi時代の新常識

「致します」か「いたします」か? メール1通で信頼が揺らぐ2026年のビジネス日本語、文化庁指針とAi時代の新常識の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

平仮名が基本とはいえ、すべての「いたす」を平仮名にすれば良いわけではない。ここに日本語の奥深さと、多くの書き手を混乱させる落とし穴がある。鍵を握るのは、それが「独立した動作(本動詞)」なのか「敬意を添える補助(補助動詞)」なのかという文法的な機能の差だ。

「私の不徳の致すところ」や「悪事を致す」のように、「引き起こす」「実行する」という具体的な行為そのものを指す本動詞の場合は、漢字で「致す」と書くのが本来の用法だ。一方で、「ご案内いたします」「確認いたします」のように、前に「お〜」「ご〜」を伴って相手への敬意を示す補助動詞は、平仮名で書くのが最も自然で読みやすい。この境界線を理解しているかどうかが、プロフェッショナルとしての筆致の差を生む。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。