Q1:トイレットペーパーに少しだけ血がついただけですが、大腸がんの可能性はありますか?
A1:可能性はゼロではありません。多くは切れ痔や軽度の内痔核によるものですが、肛門に近い直腸がんの初期病変でも同様の付着出血が見られることがあります。数日以上出血が続く場合や、過去に大腸内視鏡検査を一度も受けたことがない場合は、念のため受診をおすすめします。
Q2:便潜血検査で陽性が出ましたが、痔の自覚症状があります。大腸カメラは必須ですか?
A2:必須です。痔の出血で陽性になるケースはもちろんありますが、痔と大腸がんが同時に存在している可能性を否定することはできません。便潜血検査陽性者のうち、約3〜5%に大腸がんが、約30〜40%に前がん病変である大腸ポリープが見つかるという臨床データが存在します。
Q3:便が急に細くなった気がします。大腸がん以外にどんな原因が考えられますか?
A3:過敏性腸症候群(IBS)による腸の過度な蠕動運動や緊張、加齢による腹筋力・骨盤底筋群の低下、食事量の減少(ダイエット)などでも便が細くなることがあります。ただし、がんによる腸管の狭窄を除外診断することが最優先となるため、自己判断は避けましょう。
Q4:大腸内視鏡検査は痛いと聞いて不安です。痛みを避ける方法はありますか?
A4:現在、多くの内視鏡専門クリニックでは鎮静剤(静脈麻酔)を用いた「眠っている間に終わる検査」が標準化されています。また、二酸化炭素(炭酸ガス)送気システムを採用している医療機関を選べば、検査後のお腹の張りや苦痛も大幅に軽減されます。痛みが不安な場合は、予約時に鎮静剤の使用可否を確認してください。