2人の距離が急速に縮まったきっかけは、1985年1月公開の東宝映画『愛・旅立ち』でのダブル主演でした。当時、中森明菜は『少女A』や『十戒 (1984)』で独自のクールな世界観を築き、近藤真彦は『スニーカーぶる~す』や『ギンギラギンにさりげなく』で男性アイドルの頂点に君臨。まさに時代のアイコン同士の共演でした。
劇中で恋人同士を演じた2人は、撮影を通じて意気投合し自然な形で交際へと発展します。歌番組の共演でも仲睦まじい姿を見せ、同年の『第27回日本レコード大賞』では明菜が『ミ・アモーレ』で大賞を受賞した際、近藤が我がことのように歓喜して祝福する姿が全国に生中継されました。ファンやメディアからも「公認カップル」として温かく見守られ、誰もが2人のゴールインを疑っていませんでした。