インターネットの検索窓で誌名を入力すると、関連キーワードに「休刊」の文字が浮上することがあります。しかし、週刊金曜日の休刊の噂は事実ではなく、現在も毎週金曜日の発行ペースを崩さず刊行が続けられています。
なぜこのような噂が流れるのか、その背景には出版界全体の紙離れと、同誌が公表してきた経営課題があります。創刊初期には数万部を誇った週刊金曜日の発行部数ですが、活字離れや読者層の高齢化に伴い、近年は実売数が1万部前後まで落ち込むなど、厳しい収益状況に直面してきました。過去には購読継続やカンパを募る「危機打開アピール」が紙面や公式Webサイトに掲載された経緯があり、これがネット上で曲解されて「いよいよ休刊か」という憶測を呼んだのが真相です。
こうした逆境に対し、週刊金曜日の現在は、Webを活用した読者コミュニティの強化やオンラインセミナーの開催、経費の抜本的見直しなどによって経営基盤の再構築を図っています。