直近で発表された主要証券会社の業績予想レポートを紐解くと、企業アナリストたちの見解には明らかな変化が見られる。従来のカシャッとした慎重姿勢から、段階的なターゲット株価の引き上げへと舵を切りつつあるのだ。
ある大手証券のアナリストは「金利上昇に伴う利ざや改善効果は、今後2〜3年にわたり緩やかに、かつ確実に営業利益を押し上げる。貸倒引当金のリスクを考慮しても、下値のリスクは極めて限定的だ」と指摘する。今後の市場見通しとしては、中間決算や期末決算のタイミングでサプライズ決算が飛び出す可能性が指摘されており、中長期的なアップサイドシナリオが現実味を帯びてきた。