市街地の駅前ロータリーや幹線道路沿いにおいて、「ハザードランプを点滅させていれば警察も大目に見る」という都市伝説を信じ込んでいるドライバーは少なくありません。しかし、警察関係者や交通指導員の証言によれば、ハザードランプの点灯は違法性を免責する根拠には一切なりません。
警察庁が公表する交通指導取締り指針においても、交差点付近や横断歩道上での停車は、後続車の死角を作り出し、歩行者の飛び出し事故を直接的に誘発する「悪質・危険な違反」と位置づけられています。インターネット上のコミュニティやSNS上でも、「駅前の横断歩道脇で家族を降ろした瞬間、白バイにサイレンを鳴らされた」「ほんの10秒、友人を乗せるために交差点の角に止めただけで切符を切られた」といった悔恨の声が多数投稿されています。
取り締まり現場の実態として、警察官は「停止した時間の長さ」ではなく「停止した場所が規制対象か否か」のみを客観的事実として判断します。エンジンがかかっており、運転者がハンドルを握っていたとしても、交差点の側端から5メートル以内であれば、その瞬間に道路交通法第44条違反が成立します。特に駅周辺や繁華街では、違法停車に起因する接触事故が頻発していることから、警告なしの即時検挙が標準的な運用となっています。