転圧とは?地盤沈下を防ぐ目的や機械の種類・正しい施工手順を徹底解説

転圧とは?地盤沈下を防ぐ目的や機械の種類・正しい施工手順を徹底解説

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近年は個人によるDIYブームの広がりとともに、庭の人工芝敷設、物置下の土間コンクリート打ち、駐車場の砂利敷きなどを自力で行う人が急増しています。しかし、ネット上のDIYコミュニティやSNS、知恵袋などを定点観測すると、最も失敗と後悔の声が集まっているのがまさに「転圧工程」です。

現場の実態としてよく見られるのが、「手動タンパー(先端に四角い鉄板がついた棒)で数回叩いただけ」「足で踏み固めただけ」で次の工程に進んでしまうケースです。施工直後のSNSには「完璧に平らにできた」と美しい写真が投稿されるものの、1年後の梅雨や台風シーズンを越えたあたりから以下のような悲痛な声が散見されます。

「物置の中に重量物を入れたら、手前の地面だけが沈んで扉が開かなくなった」
「人工芝の下が波打って水たまりだらけになり、カビと悪臭が発生した」
「砂利の下の土が沈み、防草シートの継ぎ目が裂けて雑草だらけになった」

手動タンパーによる人力の転圧エネルギーは、エンジンのついたプレートコンパクターの数十分の一にすぎません。成人男性が全体重をかけて踏み込んだとしても、せいぜい数十キロの静止荷重であり、機械が発生させる数十キロニュートンの振動衝撃力とは比較にならないのです。プロの現場代理人が「見えなくなる下地こそ、機械を使って過剰なほど叩け」と指導するのは、後からの手戻り工事が構造物の解体を伴い、莫大な損失を生むことを身をもって知っているからです。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。