世界に目を向けると、「ん(N/Ng/M)」から始まる発音は極めて自然に使われています。特にアフリカ大陸の言語圏(スワヒリ語やバントゥー系諸言語)では、鼻音から始まる固有名詞が豊富に存在します。
その代表格が、中央アフリカに位置するチャドの首都「ンジャメナ(N'Djamena)」です。国際ニュースや地理の教科書にも必ず登場する国家の首都であり、しりとりにおける最強の切り札として知られています。さらに、タンザニア北部に広がる世界複合遺産「ンゴロンゴロ保全地域(Ngorongoro)」も、巨大なカルデラと野生動物の宝庫として圧倒的な知名度を誇ります。
地理的な観点で言えば、世界に「ん」から始まる国名そのものは正式名称として存在しません(チャド、タンザニアなどの中に都市や地域が存在する形態)。しかし、アフリカの地名と人名には以下のような著名な実在例が無数に存在します。
サッカー界で世界的に活躍したカメルーン出身の「ンボマ(パトリック・エムボマ / Mboma)」や、フランス代表として世界を制した「ンゴロ・カンテ(N'Golo Kanté)」など、現代スポーツシーンを通じて日本人の耳にも「ん」から始まる名称はすっかり定着しています。