自伐型林業への参入を検討する上で、避けて通れないデメリットとリスクが存在します。参入者が直面する最大の壁は、「壊れない作業道の作設技術」の習得難易度の高さです。
自伐型林業の命綱となるのは、2〜3トンの小型バックホーで敷設する低コストな作業道ですが、地形や地質、水みちの読み方を誤ると、大雨で道が崩落し山そのものを傷める結果になります。この道作り技術の未熟さが、初心者の最も深刻な失敗原因となっています。
さらに、チェーンソー作業や伐倒、造材作業には常に重大な人身事故のリスクが伴います。山林所有者との境界確定交渉の難航や、伐採した木を買い取ってくれる原木市場・バイオマス施設・地域需要家との販路開拓で躓き、活動継続を断念するケースも後を絶ちません。