挿し木を成功へ導くには、土に挿す前の下準備が極めて重要です。水分を吸い上げやすい状態を作るための紫陽花挿し穂の水揚げ手順を正しく踏むことで、活着率は大幅に高まります。
採取した枝は、節の約1〜2cm下を水中で斜め45度にカットします(水切り)。水中で切ることで導管内に空気が入るのを防ぎ、吸水効率を最大限に高められます。その後、深めの容器に張った水に1時間から2時間程度浸けて十分に水を吸わせるのが基本です。
この水揚げ時に大きな威力を発揮するのが、メネデール発根促進剤の使い方です。メネデールに含まれる二価鉄イオン(Fe++)は、植物の光合成や新陳代謝を高め、細胞分裂を活発にして発根を促す働きがあります。規定倍率である「水で100倍に希釈した溶液」を作り、そこに挿し穂を浸して水揚げを行います。さらに、挿し木当日の最初の水やりにもこの希釈液を使用することで、根の発生初期に必要な活力を強力にサポートできます。