ワークスタイルの多様化に伴い、オフィスカジュアルの境界線はかつてないほど柔軟になった。しかし、スーツやセットアップにスニーカーを合わせる際、白では軽快すぎ、黒では革靴の単なる代用品に見えてしまうというジレンマに多くの人が直面する。この課題を軽やかに解決するのが、グレーの持つニュートラルな包容力だ。
例えば、ウールモヘアのネイビーセットアップに、無駄を削ぎ落としたミニマルなグレーレザースニーカーを差す。足元が適度なクッション役となり、堅苦しいビジネスウェアにこなれた呼吸を与える。インナーに上質なハイゲージのモックネックニットを選べば、クライアントワークからアフターファイブのディナーまで、淀みなく対応できる知的なドレスダウンスタイルが完成する。