一方で、2026年現在の視点から当時のブームを振り返ると、違った側面も見えてくる。当時は「細ければ細いほど美しい」という極端な美の基準が主流であり、メディアもそれを煽る傾向があった。浜崎あゆみはその時代の象徴として祭り上げられた側面も否定できない。
しかし、現代は多様な体型を認め合う「ボディポジティブ」の時代だ。当時の彼女のスタイルを単に「痩せていて美しい」と盲信するのではなく、その背景にあった彼女自身の葛藤や、表現としての肉体のあり方に焦点を当てる若者が増えている。単なる憧れから、一人のアーティストとしての生き様へのリスペクトへと、評価の質が変化しているのだ。