コメは生鮮食品だ。普通に置いておけば、数ヶ月で酸化が進み、味が落ちるだけでなく虫が湧く。この保存性の低さが、家庭での長期備蓄における最大の壁だった。しかし技術は進歩している。
現在注目を集めているのが、炭酸ガスを封入して無酸素状態を作る「冬眠密着包装技術(冬眠米)」や、特殊な多層フィルムを使った「長期保存用真空パック米」だ。これらの技術により、精米後のコメであっても、常温で3年から5分間、精米したての美味しさを維持できるよう family層の間で急速に普及している。かつての「備蓄米=古くてまずいコメ」というイメージは、完全に過去のものとなった。