音楽的な側面からも、この曲の寿命の長さは説明できる。軽快なアコースティックギターの音色と、弾むようなリズム。暗い影を一切感じさせないポップなアレンジが、歌詞の持つ「妄想の楽しさ」を倍増させている。
切ない失恋ソングのイメージが強いback numberだが、こうした「片想いの妄想」をポップに昇華させたら右に出る者はいない。言葉のイントネーションとメロディの起伏が完璧に一致しているため、一度聴くだけでフレーズが頭から離れなくなる。歌詞カードを見ずとも、言葉がストレートに耳に飛び込んでくる快感がここにある。