このブームは画面の中だけに留まらない。彼女の伝説が残る地方の静かな集落や、ゆかりの地とされる場所に、多くの若者が足を運んでいる。これまで観光地として注目されることのなかったひなびた土地に、カメラを抱えた人々が列を作る光景は、地元住民にとっても驚き以外の何物でもない。
地方自治体もこの動きを歓迎しつつ、単なる観光消費で終わらせないための模索を始めている。地域の歴史を正しく伝えつつ、現代の来訪者と対話するためのワークショップや、地域資源を活かした持続可能な観光モデルの構築が急ピッチで進められている。