ラーメン二郎といえば、「ルールが厳しい」「私語厳禁」「残すと怒られる」といった都市伝説めいた噂が絶えない。初めて暖簾をくぐる人にとって、あの黄色い看板は少々敷居が高く感じられるものだ。しかし、ここ京急川崎店にその緊張感は必要ない。
厨房から聞こえてくるのは、店主の優しく丁寧な声かけだ。「お待たせしました」「ゆっくりどうぞ」といった言葉が自然に飛び交う。助手との連携も極めてスムーズで、店内にはトゲトゲした空気が一切ない。この「日本一優しい二郎」とも評される雰囲気が、初心者や女性客が一人でもふらりと立ち寄れる最大の理由になっている。