それまでのモデルといえば、どこか近寄りがたい「高嶺の花」のような存在が主流だった。しかし、西田尚美が提示したのは「クラスで一番おしゃれで、話しやすそうな女の子」という新しいロールモデルだった。メイクは極めてナチュラル、表情も作り込まれたものではなく、心から楽しそうに笑う姿が読者の心を掴んだ。
この「自然体」のスタイルは、単なるトレンドではなかった。彼女自身が持つ内面のヘルシーさや、飾らない人柄が写真を通して滲み出ていたからこそ、読者は彼女に強い親近感と憧れを同時に抱いたのだろう。このアプローチは、現在のインフルエンサーカルチャーの原点とも言えるかもしれない。