タイムパフォーマンス(タイパ)が叫ばれて久しい現代社会。なぜわざわざパジャマを揃えるのか。その答えは、脳の切り替えスイッチにある。
自宅に帰っても仕事のメールが気になり、子どもも習い事やタブレット学習で忙しい。そんな張り詰めた日常において、「同じ服を着る」という儀式は、一瞬でプライベートモードへの移行を促す。ある購入者は「お揃いのパジャマに着替えた瞬間、仕事モードの自分から『お母さん』に戻れる気がする」と語る。言葉に頼らないノンバーバルなコミュニケーションとして、同じデザインを身にまとう行為が、家族の絆を再確認する手軽な手段になっているのだ。