ファンの間で幾度となく議論されるのが、「二人の初キスは具体的にどのアニメエピソードなのか」という疑問です。結論から言うと、明確な描写を伴う決定的な初キス回はアニメ第535話「古き傷跡と刑事の魂」です。
ここに至るまでには、実に多くの「お預け」が存在しました。象徴的なのが第304話「揺れる警視庁 1200万人の人質」のラストシーンです。復讐の念に囚われかけた佐藤刑事を高木刑事が必死に引き戻し、パトカー内で唇を重ねようとした瞬間、突如窓を開けた目暮警部の顔が割り込むという伝説的な未遂劇がありました。
その後、第535話において高木刑事は連続殺人犯を追い詰める過程で銃撃を受け、重傷を負って入院します。病室のベッドで意識を取り戻した高木刑事に対し、佐藤刑事は感情を抑えきれずに顔を近づけます。見舞いに訪れていた少年探偵団や目暮警部、白鳥警部ら捜査一課の面々が病室のドアを開け放ち目撃する中、二人は遮られることなく熱いキスを交わしました。
さらに、アニメ第681話〜第683話「命を賭けた恋愛中継」の結末も見逃せません。極限状態の吊り足場から高木刑事を救い出した佐藤刑事は、ビルの屋上で周囲の視線を気にすることなく再び熱烈なキスを交わします。この事件を通じて、高木刑事は佐藤刑事に渡すはずだった「大事なプレゼント(指輪)」を落としてしまいますが、モノに頼らずとも二人の魂は固く結ばれていることを印象づけました。