1985年4月21日、音楽界に大きな激震が走りました。LOOKのデビューシングル『シャイニン・オン 君が哀しい』のリリースです。協和発酵(サントネージュワイン)のCMソングとしてオンエアされるやいなや、「あの突き抜けるような高音で歌っているのは誰だ?」とレコード会社や放送局に問い合わせが殺到しました。
当時、80年代のJ-POP・歌謡界はアイドル全盛期から実力派バンドやシティポップ、AORへとリスナーの関心が広がる転換期にありました。その中で、イントロの印象的なサックスの音色、哀愁を帯びたピアノ、そしてサビで爆発する鈴木トオルさんの驚異的なハイトーンボイスは異彩を放ち、瞬く間にオリコンチャートの上位へと駆け上がりました。デビュー曲にしてバンドの代名詞となった本作は、80年代を代表する大ヒット曲として音楽史に深く刻まれることになります。