淡路島といえば、全国的な知名度を誇る甘み豊かなたまねぎと、コクのある淡路島牛乳だ。しかし、これらをスイーツへ昇華させる試みは、一歩間違えればチープな企画モノに陥る危険を孕んでいた。
その限界を破ったのが、気鋭の若手パティシエたちと老舗和菓子職人のコラボレーションである。じっくりと飴色になるまで無水で炒め抜いたたまねぎの糖分を、キャラメルのコクとして再解釈した特製サブレ。あるいは、毎朝直送される無殺菌に近い低温殺菌ミルクの甘みをそのまま閉じ込めた、賞味期限わずか数時間のプレミアム生大福。素材の癖を隠すのではなく、その個性を究極まで引き立てる繊細な配合技術が、批評家や美食家たちを唸らせている。