プロジェクトの発足当時、秋元康が仕掛けたオーディションは従来のアイドル選考とは一線を画していた。声の魅力、芝居の感性、そして個性の原石を見抜く厳しい眼差し。秋元氏が目指したのは、単にアニメの声をあてる声優ではなく、「キャラクターとリアルな人間が互いに影響を与え合い、共に成長する」という未知の実験だった。
企画初期の打ち合わせでは、ソニー・ミュージックレーベルズの音楽制作陣とアニプレックスの映像クリエイター陣の間で、キャラクターの設定や楽曲のアプローチを巡り議論が熱く交わされたという。登場人物たちが抱える悩みや葛藤、等身大の青春像は、秋元氏が書き下ろす繊細で心に刺さる歌詞と共鳴し、ユニット独自の哀愁と青々しさを生み出す原動力となった。